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「バルシビル」はウイルスの増殖を抑えて口唇ヘルペスを快方に向かわせる!

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスが原因で発症する感染症であるため、その治療には抗ウイルス薬が使用されます。バルシビルも、単純ヘルペスウイルスに効果を発揮する抗ウイルス薬の一種で、同じ抗ウイルス薬であるバルトレックスのジェネリック医薬品となります。インドの大手製薬会社であるシプラ社が製造販売しており、有効成分はバルトレックスと同じバラシクロビルです。

バルシビルの有効成分であるバラシクロビルは、アシクロビルというヘルペス治療薬に使用される成分を改良したもので、服用した後に体内でアシクロビルに変換されるという特性があります。このように、人間の体内に入ってから成分が変換される医薬品はプロドラッグと呼ばれ、体内への吸収率の向上や副作用の軽減などを目的に製造されています。バラシクロビルが人間の体内で変換されるアシクロビルは、ヘルペスウイルスがDNAの複製するのを阻害することで、ウイルスの増殖を抑制する作用を有した成分です。また、アシクロビルは人間の正常な細胞に影響を及ぼすことなく、ヘルペスウイルスのみの作用するため、安全性が高いことでも知られています。しかし、アシクロビルはウイルスの増殖抑制効果は非常に高いものの、薬の持続時間が短いというデメリットがあり、24時間効果を持続させるには1日5回の服用が必要となります。このデメリットを解消するために開発されたのがバラシクロビルであり、1日2回の服用で24時間にわたって効果が持続するのが特徴です。

また、バラシクロビルの有用性は、口唇ヘルペスと性器ヘルペスの患者に対して実施された臨床実験で証明されており、約90%の患者に症状改善効果が見られたという報告がされています。バルシビルには、このバラシクロビルが配合されているため、高い治療効果が期待できるのです。さらに、バルシビルはジェネリック医薬品なので、先発薬であるバルトレックスよりも価格が安いというメリットがあります。そのため、口唇ヘルペスの治療費を抑えたい場合は、安価なバルシビルが適していると言えるでしょう。

バルシビルの服用方法は、口唇ヘルペスの治療の場合、1回当たり500㎎を1日2回服用するのが基本となりますが、安定した効果を得るためには、毎日決まった時間に服用するのが重要です。また、副作用に関しては、稀に腹痛や下痢、吐き気などの消化器系の症状や、頭痛、眠気などが現れることがあります。なお、バルシビルは、ウイルスの増殖を抑制する治療薬であり、死滅させるわけではないため、ウイルスが増殖しすぎている場合は効果が得られにくいとされています。そのため、バルシビルは、口唇ヘルペスの症状が現れ始めたと感じた時点で服用しましょう。