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口唇ヘルペスの再発防止に繋がる「免疫力向上」のためにできること

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスに感染することで発症する病気ですが、このウイルスは人間の体に感染すると頭部付近にある三叉神経節に潜伏するという特性があります。潜伏したウイルスは、普段は免疫機能によって活動が抑え込まれているため、特に症状が現れることはありません。しかし、風邪などが原因で免疫力が低下すると、単純ヘルペスウイルスが活性化して三叉神経節から口唇付近に移動することで、ヘルペスが再発します。したがって、口唇ヘルペスの再発を予防するには、免疫力を高めて単純ヘルペスウイルスを常に抑え込むことが重要です。

免疫力を高めるにはいくつか方法がありますが、その中でも重要となるのが良質な睡眠です。免疫力は自律神経と関係性が高く、自律神経のバランスが崩れてしまうと免疫力も低下することが知られています。自律神経には、闘争や逃走の神経と言われる交感神経と、休息やリラックスの神経と言われる副交感神経の2つがありますが、通常は日中は交感神経が活発に働き、夜は副交感神経が優位になります。しかし、睡眠不足に陥ると、夜でも交感神経が活発に働くようになり、自律神経のバランスが崩れることで、免疫力の低下につながるのです。

免疫力を高めるには、夜に副交感神経を優位な状態にすることが重要です。例えば、入浴する際は38~40℃程度のぬるめのお湯に10分以上ゆっくり浸かる、軽いストレッチ、アロマ、音楽鑑賞などを行って心身ともにリラックスすることを心がけましょう。なお、近年はスマートフォンを就寝直前まで使用する人が増加していると言われていますが、スマートフォンなどの画面から発生するブルーライトは交感神経を刺激して、良質な睡眠を妨げる要因となります。そのため、就寝直前のスマートフォンの操作はほどほどにしましょう。

また、適度な運動も免疫力の向上には欠かせません。血液内に存在する免疫細胞は、血液の流れに乗って体の隅々まで巡回することで異物の侵入に備えています。しかし、運動不足に陥ると血流が悪くなることで、侵入した異物に対してすみやかに対処できなくなります。そのため、適度な運動を行うことで、血流を良くしておくことが重要です。また、適度な運動は、免疫力低下の原因のひとつであるストレスの解消や、自律神経のバランスを整えて良質な睡眠につなげるといったメリットもあります。ただし、激しすぎる運動は、逆に免疫力を低下させると言われているため、ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなどの軽めの運動がおすすめです。