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性器ヘルペスにならないためにできる対策は?感染予防と再発予防

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスに感染することで発症する病気です。単純ヘルペスウイルスは、1型と2型の2つのタイプが存在しますが、口唇ヘルペスは主に1型が原因であるのに対して、性器ヘルペスは1型と2型の両方が発症の原因となります。また、感染した単純ヘルペスウイルスは治療薬が届かない腰仙髄神経節というところに潜伏するため、性器ヘルペスは再発率が非常に高いのが特徴です。ただし、1型よりも2型に感染した場合の方が圧倒的に再発率が高いとされています。性器ヘルペスの感染経路は主に性行為ですが、単純ヘルペスウイルスは感染力が非常に強いため、予防対策を怠らないことが重要です。

性器のヘルペスの感染経路は主に性行為なので、コンドームを使用することで感染リスクを軽減することは可能です。しかし、性器ヘルペスの発症部位は性器だけではなく、その周辺にまで及ぶことも多いため、コンドームで覆われていない部分に関しては感染を防ぐことはできません。また、性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型でも発症するため、口唇ヘルペスである人との性行為にも注意を払う必要があります。なお、性器ヘルペスは発症しているときが最も感染リスクが高まりますが、症状が現れていない場合でも粘膜や精液などにウイルスが移行していることがあります。このように、性器ヘルペスは完全に予防するのが難しい病気なのですが、コンドームを使用したり、症状がある場合の性行為を控えたりすることで感染リスクを軽減させることは可能です。

さらに、単純ヘルペスウイルスは人から人への感染ほどリスクは高くないものの、モノを介しても感染します。例えば、ヘルペスを発症している人が使用したタオルや、トイレの便座などには単純ヘルペスウイルスが潜んでいる恐れがあり、これらに触れることでも感染する恐れがあります。そのため、タオルなどの共有は避けるとともに、使用後の便座は必ず拭くなどの予防対策が必須です。

また、性器ヘルペスを発症してしまった場合は、再発予防も重要となります。再発頻度が年間6回以上の人であれば、保険適用で再発抑制療法と呼ばれる治療を受けることが可能です。これは、抗ウイルス薬を毎日服用し続けることで、症状が現れる前に単純ヘルペスウイルスの増殖を抑制するという治療方法で、これにより約60~70%の人は再発予防が可能とされています。また、再発頻度が年6回未満の人の場合は、免疫力の低下を防ぐなど自身で行える予防対策が必要です。規則正しい生活や栄養バランスの整った食事、適度な運動など基本的な生活習慣の見直しから始めましょう。